女性那覇市議「さんごガールズ」が橋下発言に抗議声明
日本維新の会共同代表で大阪市長の橋下徹氏が「従軍慰安婦」問題など
について不適切と思われる発言をしたことに対し、
那覇市議会の全女性議員で構成する超党派の「さんごガールズ」が今日
抗議声明を発表し、会見を開きました。
facebook等でご要望があった抗議声明文を掲載します。
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日本維新の会共同代表
大阪市長 橋下徹 殿
2013年5月22日
那覇市議会女性議員の会さんごガールズ
大浜美早江 平良 識子
宮平のり子 前田 千尋
前泊 美紀
日本維新の会共同代表橋下徹大阪市長の発言に対する抗議声明
2013年5月13日、日本維新の会共同代表である橋下徹大阪市長は、記者会見の中で、旧日本軍の「慰安婦」問題について、「当時は軍の規律を守るために必要だった」と「慰安婦」問題を容認する発言をした。また、普天間飛行場を視察した際に在沖米軍幹部に対し、「兵士の性をどうコントロールするかはいつの時代も軍のオペレーションとして最重要課題だ」とし、風俗業の活用を進言した。
これら一連の橋下氏の発言について、国内外で批判と抗議が高まるなか、日本維新の会は19日、「従軍慰安婦」に関する橋下氏の発言の撤回はしないと公表した。
人間の尊厳と女性の人権を著しく侵害する橋下徹氏の発言を、私たちは、断じて許すことはできない。強く抗議し、謝罪と発言の撤回を求める。
一、 「慰安婦」が、日本軍によって強制・管理され、過酷な暴力に晒され、その苦しみが今日なお続いている。強制性がなかったとする認識は、多くの証言、資料に照らしても歴史を偽るものである。
二、 沖縄県民は、在沖米軍基地により恒常的に人権侵害に晒されている。橋下発言の背景は、在沖米軍基地の存在と集中を前提とし、犠牲を強要する発言である。
三、 今回の発言は、国際社会においても人権の視点から厳しく批判されている。とりわけ日本は先の大戦による歴史を踏まえ、アジア諸国と平和構築に向けての外交努力が求められ、国際社会から日本の歴史認識が問われている。橋下氏の今回の発言は、他国との信頼関係を損ねるものであり、断じて看過できない。
以上、抗議し、謝罪と発言の撤回を強く求める。
以 上
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