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お知らせ

6月定例会最終本会議と在職10年表彰

那覇市議会6月定例会は、26日に最終本会議を開きました。

会議では、「旧日本軍第32軍司令部壕等の保存整備と内部公開を求める意見書」など6つの意見書を全会一致可決しました。
「旧日本軍第32軍司令部壕等の保存整備と内部公開を求める意見書」
6月定例会で可決した意見書
意見書

【旧日本軍第32軍司令部壕等の保存整備と内部公開を求める意見書】
 日本軍第32軍司令部壕は、首里城の地下に眠る沖縄戦の軍事的中枢施設。
 この陥落後、司令部の判断で南部へ撤退する中で多くの住民が巻き込まれた沖縄戦の悲劇となり、壕に残された負傷兵は出入り口を爆破され死を余儀なくされたそうです。
昨年10月に焼失した首里城の復興を機に、地下の32軍司令部壕の保存・公開を求める声が高まってきました。
 6月に執行された沖縄県議会議員選挙では、琉球大学名誉教授で弁護士の垣花豊順先生が、「旧日本軍第32軍司令部壕の保存・公開」を公約に突如立候補し、多くの議員や市民の心を動かしました。
 垣花先生は、私の大学院での指導教授であり、久しぶりに先生と過ごしお話をうかがう時間が持てた中で、個人の尊厳を重んじる先生の教えを改めて仰ぐとともに、政治に携わる現役の私達が、不戦平和の歴史と先人の思いをを受け継ぐための努力が及ばなかったことを反省もしたところです。
 垣花先生の票は、嫌疑当選には残念ながら及びませんでしたが、那覇市議会が意見書を県知事へ手交した席で、保存・公開検討委員会の設置の方針が示されました。
 すべての御霊を慰め、歴史を語り継ぐためにも、第32軍司令部壕の保存・公開に向け、私も引き続き取り組んでいきたいと思います。

【一般会計補正予算(第4号)那覇とま~るクーポン】
 市内宿泊・飲食等消費促進クーポン事業を含む一般会計補正予算(第4号)は、同事業費を半額にし別の経済支援事業へ振り分ける修正案が出されましたが賛成少数で否決。
原案を賛成多数可決し、同事業に対し①宿泊費が5,000円未満の低価格帯の宿泊事業者も対象とすること、②必要に応じて周辺離島をはじめ広く県民が活用できるようにすること、③執行残が見込まれる場合は早急に他の新型コロナ対策に係る事業に充てることを附帯意見として決議しました。
 私は、附帯意見を条件に原案に反対はしない立場で表決。
コロナ禍で大変厳しい状況にある宿泊業等への支援は急務でありますが、より効果的な事業設計ができたのではないか。また、市は、市観光ホテル旅館事業協同組合が実施する県民を対象に市内ホテルに割引価格で宿泊できる事業に、予備費から補助を行なっていることもあり、類似事業との整理も必要と考えます。
宿泊+飲食+土産=那覇とま~るクーポン

【議員在職10年表彰】
 ところで、この日は、議員在職10年以上表彰を、久高友弘議長より伝達で受けました。
自ら手を挙げて議員活動をさせて頂いているのに表彰されるのは妙な気がします。
しかし、これは市民の皆さまへの感謝状と受け止め、頂戴することにしました。
日頃より支えてくださる市民の皆さま、議会事務局の皆さまに、改めて感謝申し上げます。