念願の北海道福島町議会視察と札幌セミナー
かねてより伺いたいと思っていた北海道福島町議会に行ってきました。
ケーブルテレビ時代から傍聴規則を調べてきた私にとって、福島町議会のいわゆる”傍聴規則”「福島町議会への参画を奨励する規則」の発見は衝撃的でした。
ニュースで企画したレポート取材によると、傍聴規則の歴史には、明治憲法下で臣民であった国民の地位が日本国憲法の国民になっても国会でほとんど議論がなされず(残らず)、改正されないままの傍聴規則が引き続き用いられ、地方議会に準用されていった経緯があるようです。
「市民と議会の窓口」である傍聴規則での位置づけを「傍聴者から市民へ」との改正は、去る改選時の私の公約でもあります。
福島町議会のこの姿勢は、議会改革全般の奥深い先進性を表しているように感じました。
そして札幌セミナー。
言わずと知れた地方議会改革先進の三重県議会。
「特に三谷議員のお話はいいよ」と、お話を聞いていたので、ぜひともと受講させていただきました。
これもまた、いいご縁と痛感しています。
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7月29日(火)
北海道福島町議会視察:
福島町議会への参画を奨励する規則ほか議会改革全般について、お話をうかがった。
「傍聴者」でなくまちづくりの「参画者」とする位置づけ、議会白書、諮問会議、議会・議員の評価等々、できることから取り組んできた地道な改革の積み重ねに、真の奥深さを感じた。
溝部議長、石堂事務局長によると、いずれの改革も「町民の目線で考えること」。
昨年改選時の私のマニフェストには「傍聴規則の見直し」として「傍聴」から「市民の議会参画」としての位置づけへ と掲げている。
今回の福島町議会視察を経て、自信をもって取り組んでいきたい。
※
この度、石堂事務局長、溝部議長にはとりわけたいへんお世話になりました。
誠にありがとうございました。
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30日(水)・31日(木)
札幌「先進自治体に学ぶ議会改革」セミナーメモ:
講師は三重県議会の三谷哲央議員。
予々お話をうかがいたいと思っていた。
1日目は三重県議会の議会改革20年の軌跡を辿りながら議会基本条例と議会改革について。
2日目は議員報酬と議員活動費の在り方について。
三重県議会のたゆまぬ先進的な改革に改めて感動。
県議会の住民参加は関心事のひとつだった。
三重県議会では、できるだけ現場で議会を開き広聴・意見交換に務めている。
「(議決報告等の)出口の議論より、(これからの課題等)入口の議論が大事」とはまさしく然りと思った。
2日目は議員報酬と政務活動費について。
三重県議会では在り方調査会で多角的に議論検討。
議員活動の可視化は大事な要素と感じた。
政務活動費は、説明責任を果たし成果を示せるか、議員個人はもとより議会としての統一的な情報公開が重要。