沖縄日本復帰41周年記念日
5月15日は沖縄日本復帰記念日。
41周年を迎えました。
「今年は復帰っ子、何かやらないの?」
と、ありがたいことに、マスコミの皆さまからの電話を多々頂きました。
沖縄は昨日、梅雨入り。
41年前のこの日も、土砂降りの雨だったと聞きます。
日本政府主催の記念式典が開かれた那覇市民会館。
その側の与儀公園では「核抜き本土並み」基地のない沖縄の復帰を願った
人たちの抗議集会が行われたといいます。
今年、政府は4月28日を「主権回復の日」として事実上祝ったけれど
「沖縄は日本ではないのか」「今こそ独立を」という
自己矛盾に満ちた沖縄のあり様。
沖縄では41年前と変わらぬ現状と矛盾した思いを抱えながら、
この島は彷徨っているようにもみえます。
基地問題は沖縄と復帰の最重要課題ではあるけれど、
基地問題だけではない「復帰」を学び、沖縄の未来を考える。
それを目的に「沖縄県復帰っ子連絡協議会」は、
復帰35年から40年までを区切りに、毎年5月15日にイベントを催してきました。
しかし何とも今年、復帰はまた基地問題にクローズアップされる日となりました。
とはいえ、ひとまず、これからも復帰っ子は、ゆるゆるとつながりながら、
50周年にまた何かできれば、と思っています。
その前に、今年は奄美日本復帰60年の節目。
奄美の復帰っ子とも交流を深めながら、それぞれの復帰とはなんだったのか
未来へ向けて語り合っていきたいと思います。
「生まれたときから日本」「でも沖縄を誇りに思う」
復帰っ子には、そんな思いをもつ人が多い気がします。
いま復帰っ子が「責任世代」になった時代、
それぞれがしっかり、先人から後世へ受け継ぐ「沖縄」の舵を取っていけるよう
一致団結して励まなければならない時がきている気がします。