7月臨時会
現那覇市議会議員の任期は8月3日に満了を迎えるため、改選後の議会構成は8月4日からになります。
それを前に、7月28日に臨時会が開かれました。
主な議案は、那覇空港とそれに隣接する陸上・航空自衛隊用地の固定資産税過大徴収について
地主が市を訴えた国家賠償請求事件の第一審敗訴を受けた控訴の提起について。
論点を整理し、市が控訴する意義を質すため、次のとおり質疑しました。
次の事項について、市の認識と見解を問う。
(1)当該国家賠償請求事件の裁判における争点とそれに対する裁判所判断
(2)控訴する際の市の主張
(3)当該用地の地主の総数
(4)判決が確定した場合の効力の及ぶ範囲
判決は、平成18年度から那覇市が空港用地と陸自、空自用地の3施設ごとに評価し固定資産税の過大徴収が生じたとして
那覇地裁が市に2400万円の支払いを求めたもので、3施設の用地を「一団の土地」として評価しなかったことに対し
違法としています。
市の説明によると、このようなケースでは、裁量権の逸脱とされる場合が多く、違法とされることは稀だとのこと。
市の判断が違法とされた場合、この件だけでなく市の判断全体の信用が問われます。
判決を見るに、控訴したとしても逆転勝訴は厳しいようにも思えますが、控訴する権利を妨げるものではない等の判断から、
原告など市民益に速やかに配慮することを求めつつ賛成を表明しました。
結果は、出席31で21対10の賛成多数可決。
今後も裁判の行方を注視していきます。