那覇市議会、費用弁償を廃止
平成22年4月、1回目の那覇市議会臨時議会が、12日に開かれた。
4月の臨時議会開会は、那覇市議会では異例とのこと。
同議会では今月中にもう1回、臨時議会が開催される予定。
※2回目は4月28日(水)午前10時から。
12日の臨時議会では、費用弁償の廃止を全会一致で可決。
また、米軍人によるひき逃げ事件等に関す意見書と抗議決議を
全会一致可決した。
費用弁償については先日も触れましたが、簡単に言えば、
議会や委員会に出席する際、支給される日当のようなもの。
那覇市議会では、1日あたり3,400円が支給されていた。
ちなみに隣の浦添市議会では1500円。
今回の廃止で、議会全体で年間約950万円、
議員一人当たり年間約20万円強の削減になる。
費用弁償の削減は全国的な流れであり、
このような議会改革を、財政削減の視点からではなく
自らが襟を正す形で行うことは賛成である。
ただ、それは
「私たちのまちの議会はこうあるべきで、よって議員の活動はこうあるべきである」
という議会像、議員像を、議会と市民が作り上げ、
それに基づいた改革でなければならない。
まずは、「私たちのまちの議会」のビジョンを描く。
それが先決である。
※「那覇市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例」
第3条第2項 議員が、市長の招集に応じたとき、又は議会の委員会若しくは地方
自治法第100条第12項(調査権)に基づく議案の審査又は議会の運営に関し協議
又は調査を行うための場に出席したときは、費用弁償として日当を支給し、その
額は3,400円とする。
↑今回はこの条文が削減された。