Miki Maedomari Official Web Site.

お知らせ

議案説明会 といふもの

時節の風物詩と言ってもいいだろう。
定例会・臨時会が開かれる前には、那覇市議会では議案説明会 というものが開かれる。
平たく言えば、来る議会に提案する議案について行政側(市役所側)が、
議会議員に対し丁寧に説明してくださる説明および質疑応答の場である。
その日になると、議会棟の廊下は、執行部(行政)の皆さんで溢れかえる。

今回の9月定例会は、来る8日開会だ。
それに先立つ議案説明会を、無所属の私は27日に受けた。
開会の12日前になる。

那覇市議会には、7つの会派があるが、与党3会派(自民無所属連合、公明党、改革クラブ)は、野党よりも早い段階で説明を受ける。
この与党に対する説明会は、議会への相談もかねているらしく、 3会派合同で説明を受け、詳細は各派勉強会を開き、理解と議論を深めていくらしい。

そして約1週間後に野党系の会派への議案説明会が行われる。
無所属である私も、このタイミングで説明を受けることになる。
野党系会派は、民主、そうぞう、社社連合、共産党市議団の4会派。それと一人無所属の私に対し、執行部はそれぞれ説明を行ってくれるのである。
野党が会派別々に説明を受けるのは、会派の戦略を練ることと勉強会を兼ねるため、ということらしい。

それにしても…と、市議を勤めさせていただいて一年の私は思った。  

 議案説明を効率よくできないか、と。

私のためだけに部長はじめ皆さんがお揃いいただくのも申し訳ない!
なにより、一日中議会棟にいるのだから、行政サービスの低下にもつながりかねない。

 議案説明の回数を少しでも減らせないか、どうか。

私からできる、一回減の方法模索も含め、今回、私の議案説明の際に、各部局の皆さんに聞いてみた。

 「それは(議案説明の)数が少ないほうが、仕事の効率も上がり、よりいい」との意見が断然多かった。
また「議案説明は行政の説明責任。市民の代表たる議員への説明に時間を割くことは当然」としながらも、
それを前提に「可能ならば回数減を」との意見もあった。
また「前泊議員がどこかの会派に入れば…」との意見も。(^^;
率直な意見を多々頂戴したことに、感謝申し上げます。

ちなみに、この議案説明。 
 沖縄県議会では、与野党各1回の計2回。
 議会改革先進地の三重県議会では、1回のみの開催で公開。 
とのこと。

まずは 
 那覇市議会も与野党各一回で、 
 会派戦略や理解を深める等々は、各派勉強会を開き、 そこでやってもらう。
ということでどうだろう?

その回数で、しかし執行部側はしっかり説明してもらえば、
それが行政、ひいては市民サービスへの還元になるであろうから。 

追伸 :個々の議員独自が議案を調査・習熟すること、その能力の向上が大前提であることは、いうまでもないですがm(_ _)m