代表質問:答弁概要
「代表質問は一般質問と違う」
聞いてはいたが、確かに違いますね。
時間の割り振り(答弁時間はカウントなし)などのシステムの違いというよりは、市長答弁が確実にもらえる安心感(一般質問でも市長答弁するべきと思いますが)もあってか、しっかり議論できる気がします。
これから腕に磨きをかけて、がっつり議論していきたいと思います。
さて、代表質問と答弁概要。
今回は、会派理念の一つである「協働によるまちづくり」に特化し、市長の協働ビジョンと主な事業の確認、職員の協働意識への取り組み、協働をよりすすめるオープンガバメントについて、質問しました。
那覇市の協働は、行政から市民へ提供する事業は整ってきたが、市民から行政へ働きかける方向での協働はまだ不十分。
ともに那覇市を築き上げていく、真のマートナーシップとしての協働に力を入れていくべき。
「市民の関心の高い事業については、もっと早期にじっくりと市民と向き合い、しっかり議論を」
と、いま注目度の高い「新市民会館」問題を想定に、訴えました。
市長答弁はというと・・ご理解いただけたかと思いますが、市として実践してもらうには、少しばかり汗をかく必要がありそうです。
■協働によるまちづくりについて(質問・答弁概要)
(1) 翁長雄志那覇市長が描く、那覇市の「協働によるまちづくり」のビジョンを伺う
市長:人と人とが支え合い、助け合うまちづくり、言わば様々な点と点が結びつき線になり、その多くの線が重なり合い面になることをイメージしている。
(2) 那覇市が推進する「協働によるまちづくり」に関する次の事業等について、伺う。
① 小学校区コミュニティモデル事業
市民文化部長:平成22年度にモデル偉業を開始、与儀・石嶺・若狭・銘苅小学校区にて、校区まちづくり協議会設置。今年度から検証作業を開始し、各協議会に対するアンケートヒアリングなどを通して必要な基礎データを収集し、次年度は今後のあり方を決めるための作業に着手したい。
② なは市民協働大学
市民文化部長:協働のまちづくりに必要な地域で活躍する人材育成を目的としている。
前年度は、主に協働に触れることの少なかった層の市民が、関心を持ち参加しやすい様に、各テーマを1コマ完結型にするなどの工夫をした。今年度は、複数の違うテーマの協働を体験しながらも、実践が充実する内容になっている。
③ まちづくり拠点施設(仮称)
答弁:平成24年8月策定の「銘苅庁舎利活用基本方針」に基づき、沖縄振興特別推進交付金を活用して整備。
「協働大使活動支援センター」「那覇市NPO活動支援センター」の機能を併せ、「那覇市協働によるまちづくり協議会」「那覇市自治会長会連合会」「那覇市文化協会」等の団体の入居を予定してる。
現在、実施設計を行っており、平成26年度オープンを目指す。
(3) 職員の市民協働意識を向上させるために、どのような取り組みを実施しているか。効果と課題も合わせてうかがう。
答弁:協働のまちづくりについての事業概要等研修会、ワークショップなどを実施。今年度は、協働によるまちづくりに関する全庁的な情報共有を強化するため、副部長級による協働のまちづくり推進部会幹事会を設置した。
(4) 「協働によるまちづくり」を推進するには、行政の情報公開は重要な要素のひとつである。
経済産業省では、インターネットを活用し政府を国民に開かれたものにしていく取り組み(オープンガバメント)を推進しており、様々な自治体でもオープンデータ活用への取り組みや検討がすすめられている。本市の見解を伺う。
答弁:本市においても、今後、市政の情報提供に関し、より利用者視点に立った制度の構築について、国の動向や他市の事例を参考としながら、検討していきたい。
※ 再質問で・・
「各部、市民の声を事業や計画に反映させようと、ワークショップなどを実施しているが、ファシリテーターは、業者に任せるのではなく(勿論業者さんのファシリはさすが上手ですが)、職員が務めたほうが、市民の意向を直に感じることができ、よりよいのでは。
協働によるまちづくりを標榜する那覇市なればこそ、職員全員がファシリテーターをできるようにしてはどうか。」
と要望・提案したところ、
「最近、職員有志によるファシリテーション勉強会をはじめた。」との答弁。
多忙な中、たいへんだと思いますが、この向上心はすばらしい!!
職員の皆さんの活躍に期待しています。