令和3年2月定例会
会期は2月9日から3月22日まで。
令和3年度の那覇市一般会計予算は、1,610 億1千7百万円で、過去最大規模となりました。
一方、市の貯金である財政調整基金を大幅に切り崩し、借金である臨時財政対策債を増やすなど、財政見通しの厳しい課題を抱えながらの財政運営になります。
最終本会議では、予算案を全会一致で可決しました。
当初予算案の全会一致での可決は、数年ぶりです。
また、沖縄戦の戦没者の遺骨等を含む可能性のある土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書など3件の意見書、故鎌倉芳太郎氏を那覇市名誉市民に追贈し顕彰することを求める決議を全会一致で可決しました。
陳情は、仲井真中学生から提出された制服選択に関する陳情2件の他、公営住宅の入居に保証人を不要とする条例改正等を求める陳情などを全会一致で採択しました。
最終日の午後は、私ども都市建設環境常任委員会と厚生経済常任委員会の合同で、久茂地に建設中の那覇文化芸術劇場なはーと建設及び周辺環境整備の進捗状況について、現地調査を行いました。
那覇分影k術劇場なはーとは10月31日開館予定です。
※市議会では、限られた予算の中で市民のニーズを速やかに反映し効果的な運用ができるよう、各議員が様々な提案をしています。
皆さまの声を前泊美紀、市議会へお寄せください。
※会期日程や会議録は那覇市議会公式ホームページ
那覇市議会公式ホームページ
【代表質問】
1.市長の政治姿勢について
2021(令和3)年度施政方針から、次を問う
(1)城間幹子カラーのひとつとも言えるLGBT政策についての言及は、今回の施政方針には見当たらないが、なぜか。また、今後の取り組みを問う。
(2)DX行政の推進について、次を問う
①AI・RPA導入のこれまでの成果と課題、今後の取り組み
②「デジタル化推進室」の役割
(3)令和3年度那覇市一般会計予算案は1,610億1千7百万円と、過去最大となっている。その理由と今後の見通しを問う
【一般質問】
1.コロナ禍における経済対策について
沖縄県中小企業団体中央会は2月15日、「沖縄県緊急事態宣言(1/19発出)による影響調査」の結果を公表した。それによると、「組合(業界)として望む支援策」として「特定業種だけでなく影響を受ける幅広い業種へ協力金を支給してほしい等の意見の他、観光客増大に向けた支援、運輸燃料費に対する助成、持続化給付金の再支給、資金繰り及び雇用維持支援」などが挙げられている。
これを踏まえて、市の支援等対策を問う。
①「那覇市コロナ対策事業刷新支援事業」の具体的なニーズの把握と活用の見通し
②新たな技能習得と就労支援
2.那覇市国土強靱化計画(案)について
(1)第5次那覇市総合計画との関係を問う
(2)同計画の実効性について、予算の裏付けと見通しを企画財務部長に問う
3.インクルーシブな教育環境について
令和3年4月施行の改正バリアフリー法で、公立小中学校施設のバリアフリーが義務化されることになった。
学校施設バリアフリー化の意義と、文部科学省が示す現状と目標に照らし、本市の現状と課題、今後の取り組みを問う
4。(仮称)新真和志支所複合施設基本計画(案)について
(1)部分復元の考え方について、詳細を問う
(2)与儀公園との一体整備について、どのようなイメージを描いているか
(3)事業スキームおよび土地を所有する県との協議内容を問う