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お知らせ

令和2年4月臨時会/新型コロナ対策第2弾補正で

 那覇市議会は、4月15日から22日に臨時会を開き、頑張る事業者応援事業など経済対策を主とした、コロナ対策第2弾となる約10億円の補正予算を含む議案を審議しました。

 そのうち、市民の市内ホテルや飲食店で使える5,000円(宿泊4,000円、飲食店1,000円)券を配布する「市内宿泊・飲食店島消費促進クーポン」事業の準備として計上された約2億円を先送りし、予定外の支出に対応するため準備しておく費用である予備費4億円に積む修正案を、賛成多数で可決しました。

 私ども無所属の会は修正案に賛成。‬私も賛成討論に立ちました。

 ホテルや飲食店等への支援は急務であり、クーポン事業の意義は認める立場です。
しかし、コロナ禍はまだ先が見えず予断を許さない現状で、迅速な支援が様々な現場で必要な中、那覇市の年度内の財源不足に備える貯金となる財政調整基金は、この補正後は約13億5千万円と非常に心許ない状況となっています。
市等が実施した全事業者へのアンケート調査に基づいた支援策もこれから打ち出される段階です。

 このような状況下では、限られた予算で優先性および実効性の高い事業展開を図るため、機動性の高い予算の確保とその運営が求められます。
先般、市が決めた医療従事者への宿泊補助事業約3,000万円の財源も予備費でした。

 クーポン事業は準備に2、3ヶ月を要するとのことですが、時期を見極めて、現在の市民の市内宿泊利用という案から、県や他市町村と連携し県内で活用できるなど実効性の高いより充実した内容で、改めて提案して頂きたいと思います。

 なお、那覇市は9月までの事業を原則中止・延期し、財源と人材確保に努めるとのこと。
議会も、議会費で不要となった費用がないかの精査や、緊急事態時の情報共有や政策提言など議会運営を工夫し、ともに一丸となって、市民の生命と暮らしを守るべく、この難局を乗り切っていきたいと思います。