平成30年度会派視察報告(簡易版)
私ども無所属の会は、維新・無所属の会とともに平成30年度の会派視察を行いました。
期間は、平成31年1月30日から2月1日の3日間。
視察テーマと訪問地は、次の通りです。
1月30日(水):兵庫県神戸市
1.ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)を活用した糖尿病性腎症等の重症化予防事業
2.協働参画推進の取り組み
1月31日(木):兵庫県尼崎市
・ソーシャル・インパクト・ボンド(パイロット事業)を活用した生活保護世帯の若者の就労支援アウトリーチ事業
2月1日(金):岐阜県可児市≪現地視察≫
1.文化創造センターala
2.子育て健康プラザmano
※※※
【視察メモ】
1日目:兵庫県神戸市
1.糖尿病性腎症等の重症化予防SIB事業
行政側の短期的な財政メリットは見えづらいが、事業の成果は実施団体のスキルで見える化できたのがメリット。
社会課題解決による長期的メリットがSIB本来の目的だろう。
地域ベンチャー支援の要素も。
明日の尼崎市の事例を合わせ、那覇市でのSIB導入に向け、様々な切り口から検討したい。
2.市民協働参画の推進
190余の小学校区を元にしたふれあいまちづくり協議会が、地域に複数ある団体のまとまりと行政の縦割りの弊害解消に向けても役割を期待されているとのこと。
地域の基礎データをHPで公開しているのもよい。
また、補助金は団体運営ではなく活動に出しているとのこと。
政令市の協働の取り組みは、エキスとして那覇市にも参考になりそうだ。
2日目:兵庫県尼崎市
・生活保護世帯の若者就労準備支援事業のSIBパイロット事業について
昨日の神戸市に続いてのSIB視察であったが、さらに議論を深めたいほど、かなり深く理解できた。
パイロット事業から、SIBの実施目的や意義について、官民連携での公共サービスの提供や成果指標の開発で事業成果を可視化することはできたが、成果の資金野流れを生むことは難しかったとのこと。
そこから、成果連動型業務委託契約の可能性が検討されている。
神戸市でのお話も合わせると、そこが一つの落ち着きどころか。
3日目:岐阜県可児市
文化創造センターalaでは、衛紀生館長から、文化施設のあり方について、じっくりお話をうかがうことができた。
建設が始まった那覇市の新文化芸術発信拠点施設の運営に向け、議会からも提案はさていきたい。
子育て健康プラザmanoでは、子育て世代包括支援センターの場のつくりについて、空気感も含め学ぶことができた。那覇市にいかしていきたい。