平成24年度決算審査:総括質疑および表決
那覇市議会では10月17日、予算決算常任委員会の全大会を開き、総括質疑・討論・採決を行いました。
私も総括質疑の発言通告を、次のとおり提出しました。
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認定第1号平成24年度一般会計歳入歳出決算
平成24年度一般会計歳入歳出決算中、幼稚園等施設遮熱・紫外線対策強化事業について、那覇市監査委員による『平成24年度那覇市一般会計歳入歳出決算並びに基金の運用状況審査意見書』では、「(同事業予算現額5,406万円は)競争入札の結果、予定価格5,406万円に対し落札額(契約額)が2,173万円で、予算残額3,232万円(執行率40.2%)となっている。予算計上及び予定価格の設定については業者1者からの見積もりのみで行われている。予定価格を設定するときは那覇市契約規則第14条第1項の規定に基づき、取引の実例価格、数量の多寡等を考慮するなど、適切な予算計上及び予定価格の設定をされたい。」と指摘している。
(1) 予算計上及び予定価格の設定を、1業者からのみの見積もりで行ったのはなぜか。
(2) 市は、各課の行う契約が規則に則っているか、全庁的に把握しているか。
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この質疑は、平成24年度那覇市一般会計歳入歳出決算における、契約の際の予定価格のあり方について質疑した。一括交付金初年度で、一社のみの見積もり、落札差額による著しく低い執行率、応札価格のバラつき等、散見されるため、通告したものです。
答弁では、当該事業が「専門性が高く1業者しか認められなかった」として見積もりの甘さは認めなかったものの、見積もりの甘いと感じる事業が散見しているとの指摘には「改善していきたい」とのことでした。
しかし、結果として5社が応札、価格はすべて予定の50%を割っています。
平成24年度は一括交付金活用の初めての年度とあり、資料収集不足や時間的に余裕がなく、事業計画の準備・説明が不十分なものが多い事は、当年度予算や決算のヒアリングでも明らかで、担当課も認めてきたところではありますが・・・。
結果、予定価格設定のあり方について、改善は求めたものの、うまく再質疑がまとめられず、答弁も引き出せずで、反省の多い総括質疑となりました。
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この日に行われた表決では、平成24年度決算中、一般会計歳入歳出決算について反対を表明しました。
予算審査時に反対した旧沖縄少年会館解体予算、一括交付金を活用した龍柱建設予算等が含まれているため。
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なお、本決算審査の認定は、24日の臨時議会で行う予定です。