12月議会終了
怒涛の師走、街中が慌しい今日この頃です。
那覇市議会12月定例会は、去る21日に最終本会議が開かれ、全日程を終了しました。
その中で、「TPP交渉への参加反対に関する意見書」が賛成多数で可決しました。
私は苦渋の決断で、反対を表明いたしました。
これは即ち「TPP交渉に賛成」という意味ではありません。
TPP(環太平洋連携協定)は、アジア太平洋地域の貿易自由化を目指し、原則として関税を撤廃するもので、経済効果が期待される一方、農業分野への大きなダメージが予想されています。
参加による試算も、内閣府、経済産業省、農林水産省それぞれで、世論も分かれています。
「沖縄にとってはむしろメリットがある」との見解もあります。
農業団体や農家の皆さんの懸念はもっともです。
しかし、一自治体議会としてTPP参加に反対を表明するには時期尚早。
那覇市議会では、議論が不十分であると判断しました。
もちろん、わが国、わが県、そして島の農業は守っていく。
それは、TPP参加の如何に関わらず、やっていくべきことです。
日本の、そして沖縄の経済の将来を左右する重要な問題。
これを機に、国内県内の議論が高まることを期待します。