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お知らせ

12月定例会 個人質問 (要約)

那覇市議会12月定例会。
14日に代表・個人質問日程を終え、15、16日と常任委員会、21日に最終本会議を迎えます。

私は9日に、個人質問を行いました。
議事要約はつぎのとおり。
詳細は那覇市議会HPにて、2月定例会前頃にアップされます。

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1.高齢者福祉行政について

 全国的に高齢化が進む中、本市においても、医療・介護保険制度を将来にわたり持続可能なものとするために、さまざまな施策が講じられる必要があると思われる。

→ 以下、答弁は健康福祉部長

(1)本市における現状と課題

→ 本市においては、第3期・第4期介護保険事業計画で、地域支援事業、地域密着型サービス、地域包括支援センター等の創設などを策定し、高齢者施策を推進してきたところ。
将来にわたり介護保険制度を持続可能とするためには、増大する給付費の適正化を図りつつ、高齢者のが生き生きと生活するための施策として、介護予防事業の充実、認知症対策の強化、特別養護老人ホーム待機者の改善が課題となっている。

(2)第5期介護保険事業計画について 

① 介護保険料基準月額の見込み 

→ 現時点における推計では、おおむね1,000円から1,200円程度の上昇を見込んでいる。
(※現在4,770円→1,200円の上昇で5,970円)
 厚生労働省の資料によると、全国的には1,000円前後の上昇、
県内市町村にでは本市同様1,000円から1,200円程度の上昇見込み。

② 本市では、地域包括ケアシステムについて、どのように取り組んでいくか

→ 地域におけるよりきめ細かな高齢者支援事業を行うことを目的として、現在1ヵ所で運営している地域包括支援センターの増設を検討している。
また医療関係者、地域住民、自治会、民生委員、児童委員、介護施設等関係機との連携をより一層深め、地域に密着した介護サービスの提供に努めていきたい。

(3)介護ボランティアポイント事業など、他自治体の取り組み事例を参考とした新たな事業の検討について

→ 介護ボランティアポイント制度については、平成22年度から検討を行っているが、ポイント付与の対象者が65歳以上の高齢者に限られること、既存ボランティアとの不公平が生じること、本来ボランティアは無償で行われるべきであるという考えなど、有償でのボランティア事業の是非についてさまざまな意見がある。
 また、ポイントの認定管理業務を行う環境や受け皿の整備など、今後も検討すべき課題が多くある。
 新たな取り組みとしては、要介護者本人の意見や相談を傾聴し、施設等の改善につなげる介護相談ボランティア、本市の研修を受講した3,000人を超える認知症サポーターなど、本市で活動を行っているボランティア団体・参加市民の育成・サポートに努めていきたい。

【再質問】
  那覇市では現在、地域包括支援センターは1ヵ所。相談センターが12ヵ所あるとはいえ、少ない。国では目安として中学校区に1ヵ所の設置(那覇市では17ヵ所)を目標に掲げているとも聞くが、ぞれくらい増設する予定か。

→ 第5期介護保険事業計画策定の中で考えていくので、まだ具体的には答えられない。

【まとめと要望】 
 介護保険制度は自治事務。地域の実情にあった魅力ある様々な事業展開ができる可能性がある。例えば、ボランティアポイント制度については、そのものではなく、例えば若者を対象にする、ポイントは有償化ではなく地域通貨のような形で使える、分野を特化するなど応用した形で独自の事業を発案する、また、協働推進課など他課との連携も含め、フレキシブルな発想で、介護予防に取り組んでいってほしい。

2.幼稚園行政について

(1)開南幼稚園では、市役所建て替え工事に伴い、平成21年10月より、園児の教育環境面から一時避難として開南小学校校舎内に移動している。市役所完成(平成24年12月頃予定)後は、元の園舎に戻る予定であるが、老朽化が進んだ園舎に危険性を感じ立替を求める声が保護者からあがっている。

①開南幼稚園園舎建て替えの予定はあるか。また、その時期を伺う。
②園児が園舎に戻るまでに、安全性の確保と教育環境を整えるため、建物の補修など改善策を講じるべきと考えるが、その予定はあるか。

→以下、答弁はこどもみらい部長

→ 平成24年度に築25年以上の園舎の剥離等点検業務を行う予定であり、開南幼稚園でも、点検結果を踏まえ必要な補修を行い、園児の安全確保に努めていく。

(2)市内の幼稚園園舎で、小学校校舎の築年数に開きがある等の理由で、早急な建て替え、または補修が必要と思われる施設はどれくらいあるか。現状把握と今後の対応について伺う。

→ 全幼稚園36園のうち17園に旧耐震基準による建物がある。園舎の劣化と併設小学校施設の整備計画を調整し順次改築事業を計画している。

【再質問】
 現在、幼稚園は小学校内の交流プラザに入っているが、非常に狭く、活動に支障をきたしていると聞く。また、その場所は、給食室から小学生が給食を運ぶ通り道になっており、安全面で不安を感じているという声もある。まずは、今の状況を改善できないか。
→ 幼稚園現場との連携を密にとりながら、園舎に戻るまでの間、活動に支障を来さないよう環境整備につとめていきたい。

【まとめと要望】
 市は、建物の安全面には問題はないとの認識のようだが、現場をみると不安な要素も多々ある。大丈夫というならば、現場で関係者に丁寧な説明をしてほしい。その上で、当面の善処や点検、安全面、環境面に配慮した対応をしっかりとってほしい。
 これらのことは、幼稚園だけでなく敷地を有する小学校側、教育委員会との連携が欠かせない。密に連携をとって子どもたちの環境を整えてほしい。

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